電子書籍(その一)

画像 以前から気にはなっていたが、手を出していなかったものがあった。それは電子書籍。手を出していなかったのは、単にその必要がなかったというだけのこと。わざわざPCを使って本を読む必要はないし、携帯電話の小さい画面で読むのもいまいちだと思っていた。
 でも、先日タブレット端末を買ったので、それを機に、電子書籍を試してみようと思ったのだ。
 電子書籍と言った時、大きく分けて二つの意味合いに分かれる。最初は、そのうちの一つ、電子書籍データをオンラインで購入して読むほう。

 docomoのタブレット端末だと、電子書籍アプリとしてhonto(2Dfacto)というのがお薦めになっている。まあ、大日本印刷とdocomo他が共同で展開しているので、docomoとしてはこれを薦めるのは当然とも言える。活字系コンテンツが主で、書籍の取り扱い点数も多いようだ。好きなジャンルの本を買って読んでみた。
 購入した本は、ストアからダウンロードして読むのだけれど、ダウンロード可能期間が購入日から365日に制限されているのが気になるところ。ダウンロードしたデータを、別の端末に移すことはできない。端末を変更した時は、再度ダウンロードする必要がある。しかし365日に制限されているので、それ以降に端末を変更した場合は、もうダウンロードできないのだ。また読みたければ買い直しとなる。どちらかというと、一度しか読まない、読み捨てをメインに据えているのかもしれない。

 本の取り扱い点数が多いところでいくと、BookLive!がある。こちらは凸版印刷とインテル他が展開しているブックストアだそうだ。先のhontoが大日本印刷で、こちらは凸版印刷ということなので、扱っている本に違いがあるのかと思いきや、hontoとBookLive!で扱っている本は、結構かぶっている。それぞれ独自色を出してくれると幅が広がっていいのだけれど、今のところ、どちらでもほぼ同じ物が買える。値段も同じみたいだ。
 ただ、BookLive!はhontoと違って、ダウンロードの期間が制限されていない。その点はBookLive!のほうが有利。しかし弱点もある。
 電子書籍のストアには、本の最初の数ページを無料で読む、立ち読みという機能がたいがいある。どういう本かを確認するのに便利なのだ。多くの場合、立ち読みを読み終えた後で、いいと思ったらその流れで本の購入に進めるのだけれど、BookLive!は立ち読みの状態から本の購入に進むことができず、ストアに戻って、今読んでいた本を再度探し直さなきゃいけない。その点はちょっと不便。今後の改善に期待したいところ。

 本の取り扱い点数が多いという事では、TSUTAYA GALAPAGOSというショップもあるようだけれど、こちらはAndroid 3.0に未対応なので試せていない。
 SONYがやっているReader Storeにいたっては専用端末が必要なので、こちらも今のところ使う予定はない。

 コミックス系のストアだと、eBookJapanが圧倒的な取り扱い点数を誇っている。私が使っているOptimus Padだと、新書判サイズくらいで表示されるので、コミックスも読みやすい。携帯電話やスマートフォンだと、ちょっと辛そう。
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 何冊か購入して読んだ。紙の本で売られている全てのコミックスが有るわけではないのは当然として、全巻揃っているわけでもないというのが注意点か。
 重野なおきさんの『たびびと』というコミックスの1~3巻があったので購入して読んだ。てっきり3巻で終わりだと思ったのだけれど、どうやら続きがあるようだ。調べたところ、連載は2010年3月で終わっており、コミックスは全5巻が発売されているとのこと。4巻と5巻がeBookJapanにない理由は分からないし、近日販売が開始される本の一覧にも入っていなかった。しょうがないので、4巻と5巻はAmazonで紙の本を買った。だって続きが気になるし、すぐ読みたいし。1~3巻は電子書籍で購入し、4、5巻は紙の本を購入するという、ちぐはぐな状態になってしまった。こういうふうになると、管理が面倒そう。

 洋書が充実しているパピレスというストアもあるようだけれど、洋書は読まないので、こちらは試していない。

 電子書籍データの購入ということでくくると、購入した本の扱いに、ある程度制限があるのはしょうがないところか。例えばダウンロードの期間であったり、あるいは、データを自分でバックアップしたり、それを別の端末に移したりできないという点で。それは、音楽のダウンロード販売でも同じなのだけれど。
 ある程度はリカバーできる仕組みはあるけれども、使っている端末が壊れたりした時、購入した本が読めなくなる場合があるという点は、覚悟しておく必要がありそう。
 そういう部分はあるのだけれど、あまり難しいことを考えずに、気軽に買って、気軽に読んでいくのが、電子書籍とのつきあい方なのかもしれないな。

 紙の本を買って、それを電子化するというのもあるのだけれど、長くなったので、それに関しては次回。